2015/09/01

ねこの昼寝と最近のこと





昼寝するねこの背中を見る。
おおきく膨らんでは、しぼむ。深く呼吸している。皮膚病予防のため、野良時代トレードマークだった絡まった毛のかたまりを刈り取ってもらった、ぽこぽことまだらな穴のあいた背中。じっと見るたびに抱きしめて頬ずりしたくなる。
保護した日は、そんな背中がずぅっと、浅く小刻みに揺れていた。
まだシャアーと威嚇はするものの、排泄は出来ているし、食欲も、ある。もう少し様子を見て慣れてきたら、何とか部屋の中でもお散歩出来るようにしてあげたいものだ。
狭そう、というのは、人間の勝手な感覚らしく、慣れない場所に放たれる事もストレスになるのだそう。確かに、戸を開け放して水を替えたりしても、出てこない。ねこのペースを何より重んじてやらねばと思う反面、はやく安心してくれたらいいのになあ、と思う。急がば回れ、か。



彼との生活にもすこしずつ慣れてきた。昨日おおきな喧嘩をした時は地元に帰りたいと思ってしまったけど、もう少し頑張ろうと思う。なんとなくだけど、籍を入れる前に同棲してみてよかったと思う。半同棲と同棲はまったくの別物だと痛いほどに感じている。美味しそうにごはんを食べてくれるから、落ち着いてきたし自炊頑張らなきゃなーと思う。我ながら塩肉豆腐と麻婆茄子はそこそこうまく出来た。そのうち彼の大好きなグラタンをおいしく作りたい。




ある友人が「◯◯(私の名前)、もう東京に住んでるの?夢かな。笑」と喜んでくれた。「いつでも会える距離にいてごはんに行けたりするの死ぬほど嬉しい」といってくれて、わたしもとってもうれしかった。
やっぱり、いくら何度訪れてるとはいえ、縁のない土地で暮らし始めるのは勇気の要ることだったから。







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