2016/05/13

続・記憶






仕事終わりに無茶して終電間際の電車で行き来した。相手の家へ向かう車内で「肌寒い」とメールすると、コートとあったかいレモンティーを持って迎えに来てくれたのを覚えている。傘を持たずにデートで山歩きしている時に雨が降ってきたら、手を翳してわたしが濡れないように気遣ってくれた。付き合ってすぐ指輪をくれたり、誕生日に花束をくれるような情熱的な恋人だった。価値観が近過ぎてケンカばかりしたけど、その分とても深いところで理解し合えた人だったな。





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