荷物の運び出し完了。
運び出されるなにかの、どこかの隙間から、昔の恋人とお揃いで買ったブレスレットがぽろりと出てきた。
その人はもう結婚してるし、今は一切何にも感じないけど、遠距離しながらそれをお守りみたいにしててとても幸せだったのを思い出した。
やっぱりペアでなにか持つっていいな。憧れる。
この空っぽの部屋、1年半しか住まなかったけど、幸福と不幸がぎゅうぎゅうに詰まったような思い出深いものだ。
ひとりで泣いた日もあったし、誰かと笑い合った日もあった。まだ振り返るには早いけど、今日新しく生活を変えようとしているわたしが存在するのならきっと意味はあっただろう。
良くも悪くも、断ち切りたいものをそうすることができた。本当によかった。さよなら会社。さよならあらゆる習慣。
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