わたしは彼女の歌声が好きだ。
ゆうべ、いっしょにカラオケに行って、安藤裕子の「煙はいつもの席で吐く」を唄ってもらったのだが、
『どこまでも遠くへ行けたらいいのに‥‥』という最後のサビの直前の歌詞を聞いたら涙がでそうになった。
原曲はつぶやくような、消え入るような、まるで叶うはずのない願望のように歌われているのに対し、彼女が力強く昂ぶる気持ちを抑え込むようにしてその部分を唄ったのが、とても印象的だった。
感情をこめて唄う彼女の歌声は、ストレートに心臓に響く。
それが、どうしようもないくらい好きだ。
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