じつは、今の仕事に就くまで、そんなにこどもが好きじゃなかった。
子供がきらい、というわけではなく、
「夢は保育士!子供が可愛いから」みたいな、
積極的接触欲がなかっただけ。
こどもと接する機会の多い今の仕事を始めて、
小さい子は可愛いとおもうし、いずれはじぶんも子供がほしい
と思うようになった。
今年のお正月に甥っ子が実家に帰ってきていた。
さいしょは警戒心をむき出しにしていた彼だが、
数時間すれば次第に慣れ、ひまさえあれば抱きついてくるようになった。
こどもって本当に素直。
りんごジュースがおいしければ笑うし、
苦手なものを食べさせられた時の眉間のしわなんて、
名刺がはさまりそうなほどに深い。
大人にもそういう顔をするひとはいるが、
表現がストレートなだけで
こどもの純粋さとは一線を画すような気がする。
甥っ子が駆け寄って抱きついてくる時の、嬉しそうな顔は、
とても可愛かったなぁ。わたしまで幸せにする笑顔。
へんな言い方だけど、新年早々すてきな出会いをした。
今度会うのは、盆かなあ?
おおきくなっているんだろうな。楽しみだ。
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