2015/07/15

泣きながら語り合う日





サプライズで連れて行かれた写真展。
最初は、えええ、って正直思っちゃって、もやもやしてたけど、
夕方になってギャラリー閉める間際に、
涙ながらにこの人が語りかけてくれた言葉に胸が熱くなった。
泣いてるのは初めて見る。
 
もらい泣きどころか、わたしも複雑に絡み合った感情が爆発して、
物凄い勢いで泣いた。彼が写真展に賭けてた気持ちとかが
その時ようやく理解できて、勝手にもやもやしてた己の幼さを悔いた。

この人の、ある人への贈り物として作ったブック、
どうしようもなく良かった。気持ちが詰まってて、
ページをめくるだけでその人の事を知らないのに泣けてきた。
正確にいうと、泣くのをこらえながらみてて、
本人に感想を伝えようとしたら堰を切ったように涙を流してしまった。
 
これまでの感謝、慈しみ、憧憬。
 
言葉に出来ないことをぜんぶ、写真に詰めたような、
心が震えるほどのブックだった。
 
わたしは、こういう写真が真の意味でいい写真だと思うし、
しぬまで撮りたいのはこういうものなんだよなと思った。
自分が目指すべき、そして、ぶらしたくない、写真軸のようなそういう一冊。
本人から、俺の写真みて◯◯(私)がどう思ってるんか
ずっと気になってた、って言われて、
もっと思った事はことばにして伝えるべきだと思った。
A1とかそのくらいのでっかい和紙の写真もあったりして
見応えあったんだけど、わたしは手でもてるサイズの
、ある人への贈り物というある意味でちいさな世界のブックが、
昨日見た中で一番感動したな。
 
はぁー、良かった。




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