2012/07/03

ぼやく





昨日、引っ越しの最終作業を手伝いながら、

胸がいっぱいになった。

3年通い詰めた想い出の友人の部屋。

 
たばこのヤニで黄ばんだ壁、

ポスターと写真の日焼けのあと、

落書きしてあった窓、どれも見慣れた光景だった。

荷物がなくなって、がらんとしたその場所で

しばらく ぼんやり。涙がでそうになった。

かなしいときも、つらいときも、たのしいときも、うれしいときも、

なんにもなくても。

気がつけばそこに足を運んでた。

それがなくなるって、わたしには、本当に耐え難いことで。

だんだん慣れてくるものだろうか。





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